性病(性感染症)
性行為により伝達する感染症です。治療に関してはパートナーと同時に行うことが大切です。女性であれば無症状のまま検査で発見されることも多いですが男性は尿道がかゆい、排尿するときに痛い、パンツに膿がつくなどの症状が出ることが多いです。
尿道炎では原因はクラミジア、淋菌の感染症が多く地域によっては深刻な耐性菌のためほとんどの抗生物質が効かない場合があるため疑わしい場合は早めに泌尿器科を受診することをお勧めします。
またその他にも陰茎や陰茎の根本、肛門に花が咲いたようなイボができる尖形コンジローマと呼ばれるウイルス性のイボや梅毒、男性の同性間感染症として赤痢アメーバなどの感染症があります。
尖形コンジローマ
治療は液体窒素、電気メスでの焼灼、巨大な場合は陰茎皮膚ごと切除、小さなイボが広範囲にある場合はクリーム剤の塗布のうちから選択します。
再発が問題で治療後もしばらくクリーム剤を使用することがあります。
梅毒
1期~4期まで病気が徐々に進行します。初期に治療することが重要ですが1期、2期と自然軽快することが多いため知らずのうちに進行しているケースもあります。
1期は陰茎に赤く硬く触れるものができたり皮膚の下にコリっとした数cmほどのかたまりができたりします。2期はバラ疹という体幹などに特徴的なピンク色の皮疹ができることがあります。症状を無視せず適切に治療をうければ進行を食い止められるため疑わしい場合は早めに受診することをお勧めします。