枚方市・長尾の泌尿器科・内科・外科【かとう泌尿器科・内科・外科クリニック】。泌尿器科に関する専門性の高い診察はもちろん、内科、外科、予防接種、健康診断など、皆様のお体の状態を総合的に診察可能です。気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。

過活動膀胱

過活動膀胱

過活動膀胱とは頻尿(尿が近い)を主な症状とする病気の1つで「突然襲ってくる我慢できないような尿意」が特徴です。尿漏れに関してはあってもなくても過活動膀胱と診断できます。比較的若年の方から高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんがこの病気に罹患する可能性があります。男女差はありませんが日本人の10~20人に1人がこの病気にかかっているといわゆる程罹患率が高い病気です。膀胱が過敏に反応してしまう、という風に言い換えてもらえばわかりやすいかもしれません。日常生活で食器洗いなど水を使う仕事をしていると突然尿意がおそってくる場合などは過活動膀胱の可能性があります。いつ尿意がくるか予想できないため公共交通機関などを利用する際や会議などすぐにトイレにいけない環境では不安になってしまい外出を控えるなど生活の質が低下する病気ですが適切に治療すると十分に改善する見込みがあります。

原因

膀胱は自律神経に支配されておりこの神経系の異常によっておこる過活動膀胱と原因不明(ストレスetc)で突然はじまる過活動膀胱があります。神経系の異常は加齢にともなって神経の伝達がうまくいかなくなった場合や脳梗塞や脳出血、脊髄の病気により中枢神経と膀胱をつなぐ神経が障害がうけた場合に起こります。

治療

基本的にはお薬での治療が主になります。しかし男性であれば前立腺肥大症に伴う過活動膀胱や脳梗塞後に発症する過活動膀胱など、尿が出にくい症状も同時に認められる場合は過活動膀胱と尿がでにくい症状を同時に治療する必要があります。例えば残尿が多い、眼科で緑内障、眼圧が高いと言われている、認知症がある、などほかの病気がある方は薬の使い方に注意が必要ですので一度専門医にご相談することをお勧めします。