枚方市・長尾の泌尿器科・内科・外科【かとう泌尿器科・内科・外科クリニック】。泌尿器科に関する専門性の高い診察はもちろん、内科、外科、予防接種、健康診断など、皆様のお体の状態を総合的に診察可能です。気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。

細菌性前立腺炎・精巣上体炎

細菌性前立腺炎・精巣上体炎

男性のみの病気です。尿道口から逆向きに細菌が侵入し前立腺で菌が増殖し症状を引き起こせば細菌性前立腺炎になります。そのまま精液の通り道まで侵入し菌が増殖すると精巣上体炎を起こします。

症状

細菌性前立腺炎は排尿痛、尿が出にくい、尿の濁りといった症状に加えて発熱を来すことが多いです。精巣上体炎は睾丸と隣接しているため一塊となり「精巣が腫れて痛い」といった症状で受診される方が多いです。精巣上体炎は発熱される方もされない方もおられます。

検査・治療

細菌性前立腺炎は菌を特定する目的と抗生物質の適切な選択を行う目的で尿培養検査を行います。また前立腺内部へは抗生剤が到達しにくく点滴治療が必要になるケースもあり、重症化する症例も存在するため血液検査も実施します。
精巣上体炎はエコー検査を行い精巣上体が腫れていることを確認します。必ず精巣は異常がないことも同時に確認します。発熱がなく痛みも軽度であれば内服の抗生物質のみで治療しますが発熱が見られる場合は血液検査を行い炎症反応を確認した後、必要であれば点滴の抗生剤で治療を行います。陰嚢、睾丸の急激な腫れは緊急を要する場合がありますのであまり我慢せずに泌尿器科を受診されることをお勧めします。