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レストレスレッグ症候群(むずむず脚症候群)

レストレスレッグ症候群(むずむず脚症候群)

夜間睡眠時にじっとできず脚を動かしたいという不快な感覚がある、動かすことにより症状が軽快する、神経痛をともなうことがあるといった特徴がある疾患です。むずむず脚症候群や下肢静止不能症候群という言い方をする場合もあります。日本人の2~5%にこの疾患が見られるといわれており、女性にやや多い、遺伝するといった特徴もあります。
夜間眠りたいのにじっとしていられないため睡眠不足とストレスが蓄積し様々な体の不調が出現する可能性があります。

原因

脳血管障害、パーキンソン病、慢性腎不全、鉄欠乏などが原因となりこの疾患が見られることがあります。この疾患は末梢の異常知覚(何もしていないのに痛み刺激が加えられているような感覚)から始まりそれが脳の皮質感覚野に伝達されることにより「脚がむずむずする」といったような特有の異常感覚を覚えるようになります。

治療

基本的に骨格筋に生じる異常感覚を悪化させるカフェイン、アルコール、ニコチンなどを避けることが重要です。それらの対応で不十分な場合は薬物療法を行います。
薬物療法はドパミン作動薬により異常知覚が脊髄を伝達するのを抑制したり、抗てんかん薬のレグナイトを使用し脳の皮質感覚野の感受性を抑制します。また安定剤により神経を落ち着かせ睡眠を促す方法も併用する場合があります。